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更新日:2012年2月3日
荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE
父親の厳しい教育を受けながら成長した、大企業の御曹司・市ノ宮行。彼は、荒川地区再開発の妨げとなっている不法占拠者たちを一斉退去させるため、視察に赴く。ところがなぜかいきなりズボンを奪われ、川で溺れ死にしかけ、さらに金星人を名乗る女の子、河童の着ぐるみをきた男など奇妙な人々と出会い、挙句に「リク」というあだ名をつけられることに…。
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大企業の御曹司として生まれ育った青年。小さいときから厳格な父親に「他人に借りを作るな」と言われ続けてきた。再開発事業を任されて荒川を訪れるが、そこで奇妙な住人たちと出会い、生活をともにすることに。 -

「私は金星人だ」と名乗る、いつもジャージ姿の女の子。橋から転落して川の底へ沈みそうになっていた市ノ宮行を助け出す。「御礼をさせて欲しい」という彼の要望に、「私に恋をさせてくれないか」とリクエストする。 -

荒川再開発地区で、ドロップアウトした連中と暮らしている河童。村長と呼ばれており、その場所を取り仕切っている。背中にはチャックらしきものもあり、どう見ても河童には思えない。表社会での意外な“顔”も…。 -

ニノ、村長たちと荒川で暮らしているロックミュージシャン。星型のマスクをいつもかぶっている。かつてはCDもリリースし、ヒットを記録したとか…?ニノに想いを寄せており、市ノ宮行と恋のバトルを繰り広げる。
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原作となったのは、2004年より漫画雑誌「ヤングガンガン」で連載されている中村光の同名コメディー。トップ企業の御曹司と、荒川の橋の下で暮らしている奇妙な人々の触れ合いをシュールなタッチで描き、じわじわと人気を集めていった作品だ。2010年にはアニメ化され、そして翌年にこの映画と同じスタッフ&キャストで、深夜枠でテレビドラマ化(ちなみに映画も同時進行で製作)。原作が持つ淡々とした空気感をそのままに、さらに現代の若者の「激しく熱さず、ありふれた日常に幸せを感じる」というような社会性も時おり漂わせながら、1回の放送に複数のエピソードを盛りこんで、“荒川住人”の日常が描かれていった。
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原作、テレビドラマのときから“映画的要素”を感じさせてきた『荒川アンダー ザ ブリッジ』。
まず、主人公の市ノ宮行が荒川の橋の下で暮らし始める際、村長の河童から「リク」という別名を与えられるところは、宮崎駿監督のスタジオジブリ作品『千と千尋の神隠し』(2001)を想起できないだろうか。またテレビドラマの中で主演の林遣都が台詞で「ああ〜、風が強く吹いているなあ」と言うシーンがいくつかあったが、これは林の出演作『風が強く吹いている』(2009)を明らかに意識させるもの。そして、ハレーション(逆行)を意図的に使った撮影方法、はみ出し者たちがコミュニティーを作り上げる様、そして彼らの日常の瞬間的なキラメキをエモーショナルに撮りあげる画づくりは、どこか岩井俊二監督のヒット映画『スワロウテイル』(1996)を思い出させる。『荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』には、日本映画のパロディー、オマージュっぽい要素が込められており、映画好きを「おっ!」と身を乗り出させる。
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先日、大阪ステーションシティシネマで本作の舞台挨拶を行ったリク役・林遣都、荒川住人で元美容師のラストサムライ役・駿河太郎。ともに関西出身ということもあって「おかえり」との観客の声に嬉しそうな表情を浮かべ、にこやかにトーク。
主演とあって現場では「座長」と呼ばれていた林。あまりに周囲がその肩書で呼ぶため「途中から『座長!』と呼ばれても何も違和感がなくなりました。もともと、飯塚健監督が『遣都からモチベーションが感じられない』と感じ(笑)、そして共演の小栗旬さんが『お前は座長なんだから』と言い出したのがきっかけだったんです。そうしたら、悪用されるようになって…」と裏話を披露。しかし、共演の駿河は「遣都は座長の風格がありました」と太鼓判。「彼の横にいると『俺って何て子どもなんだろう』と思えるくらい、存在感がある」と林の“座長っぷり”を絶賛した。主演として長い間携わった『荒川アンダー ザ ブリッジ』に思い入れもかなり強い様子の林は、「いろんなことを忘れて楽しめる映画になっています。夢の世界へ、行ってらっしゃい!」とこれから観る人たちを見送った。
| タイトル | 荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE |
|---|---|
| 公開 | 2012年2月4日(土) |
| 配給 | ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント |
| 監督 | 飯塚健 |
| 出演 | 林遣都 桐谷美玲 小栗旬 山田孝之 城田優 片瀬那奈 安倍なつみ |
| 作品区分 |
(C) 2012中村光/スクウェアエニックス・AUTBパートナーズ
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『荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』
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